もみ殻の活用(大潟村の事例)

本日2025年9月4日、撮影の仕事で大潟村の株式会社オーリスに伺ってきました。
大潟村が出資している第三セクターの会社で、今年の2月から商用運転を開始したばかりだそうです。
ここではもみ殻を燃料としたバイオマスボイラーを使い、村内3.5km(片道)に渡る地域熱供給ネットワークを実現しています。
自然エネルギー100%の村づくり」の実現をしようという、大潟村の取り組みを少しご紹介いたします。

稲作の副産物として排出されるもみ殻は、現在は田んぼの地下水路の資材や、畜産の敷き材として利用しているものの、半数以上は未利用となっています。
そしてもみ殻は基本的にお金を出して破棄してもらっています。
この会社はそのもみ殻に注目し、地域に熱を届けるという仕組みを確立しました。
今まで処分にお金がかかっていたもみ殻を買い取ってもらえるということで、農家にも好評ということです。

ここから送られる熱は、現在は下記施設で有効利用されているそうです。

今までお湯を温めたり部屋を暖めるために使っていた灯油が不要となりました。
これにより、経費削減はもちろん、Co2排出量の削減にも貢献できるということでした。
燃焼後炭化したもみ殻は、農業資材にするそうです。
育苗時の土への混合や、土壌改良材として農地へ還元できます。
持続可能な地域づくりに貢献するとされています。

これが成功するかは未知数ですが、このような先進的なことに挑戦できるのが大潟村なのだなと感じました。
そしてホテルサンルーラル大潟の屋上から見た大潟村の風景は、忘れられないほど広大で綺麗でした。
テレビ東京から取材に来ていた新人ディレクターさんも感激していました。
惜しむらくは、この映像を個人的に撮っていなかったことです。
ここでみなさんに見せたかった映像は、2025年9月8日 22時00分~22時58分のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で放映予定です。
TVer、BSテレ東、YouTubeでご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
映像はほぼ全て私が撮影したものになる予定です。

テレビ東京 WBS(ワールドビジネスサテライト)
https://www.tv-tokyo.co.jp/wbs

放映されましたらこの投稿でリンク先や映像をご紹介いたします。

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